書籍

肝臓病読本 もっと知りたい予防と治療

肝臓病読本 もっと知りたい予防と治療
東京女子医科大学附属第二病院内科助教授 富松昌彦 著
発行年月
2003年2月刊
定価
本体1,500円+税
判型
B6判
ページ数
196頁
ISBN
4-86092-048-1
注文番号D07
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主な内容

目次

プロローグ

1.肝臓はこんなに重要な臓器

◆合成と貯蔵の働き
◆分解・解毒の働き
◆肝臓の予備力・再生力

2.肝臓には,こんなに敵が多い

◆肝炎ウイルス
1.経口感染のウイルス(A型,E型)
2.非経口感染のウイルス(B型,C型,D型)
◆アルコール
◆薬剤
◆脂肪肝
◆そのほかの肝臓病
◆ストレスと肝臓病

3.正常な肝臓と異常な肝臓(肝臓病の経過)

◆初期の肝硬変は慢性肝炎の延長(代償期の肝硬変)
◆肝臓病の経過と肝臓の変化
◆そのほかの肝臓病

4.肝臓病を早く察知するには~症状編

◆肝臓病のおもな自覚症状
◆肝硬変にはこんな合併症がある
◆肝臓病と身体所見

5.肝臓病を早く察知するには~検査編

◆尿検査
◆血液生化学検査
◆肝炎ウイルスマーカー
◆腫瘍マーカー
◆そのほかの血液検査
◆画像診断
◆肝生検・腹腔鏡検査

6.肝臓の最大の敵は肝炎ウイルス-肝炎ウイルスvs アルコール

◆患者数はほぼ同じ
◆重症度はどちらが重い?
◆治療効果にも差がある

7.A型肝炎は食事に注意

◆生ガキにご用心
◆A型肝炎はこんな病気
◆A型肝炎の予防術

8.B型肝炎はセックスに注意-B型急性肝炎

◆B型肝炎の感染経路
◆症状と診断
◆治療と経過
◆感染予防

9.B型肝炎は家族歴でわかる-B型慢性肝炎

◆HBVキャリアの経過
◆B型慢性肝炎の治療
1.インターフェロン療法
2.ラミブジン(商品名:ゼフィックス)
3.そのほかの抗ウイルス療法
4.肝庇護療法
◆母児感染予防とHBVキャリアの生活上の注意

10.C型肝炎ウイルスは一番の悪者

◆C型肝炎ウイルスはなぜ蔓延したか
◆C型肝炎の感染経路
◆C型肝炎の自然経過
◆C型肝炎の症状
◆C型肝炎の診断
◆C型慢性肝炎の治療
1.インターフェロン療法
2.新しいインターフェロン療法
3.今後のインターフェロン療法
4.肝庇護療法 102
◆HCVキャリアの生活上の注意

11.肝硬変は肝臓病の終末像

◆肝硬変の原因
◆肝硬変の症状と合併症
◆肝硬変と診断するには
◆肝硬変の治療と生活上の注意
◆肝硬変の合併症対策

12.今では肝がんも治る病気

◆肝がんの特徴
◆肝がんを早期発見するには
◆肝がんの治療と予後

13.やはり怖い劇症肝炎-救命率は三〇%

◆劇症肝炎は怖い病気
◆劇症肝炎の原因と早期診断
◆劇症肝炎の治療

14.お酒は適量で天国,飲まれれば地獄-アルコール性肝障害

◆アルコールの代謝経路
◆お酒の適量
◆アルコール性肝障害の四タイプと診断・治療
◆酒飲みのための養生訓十ヵ条

15.脂肪肝は生活習慣病

◆脂肪肝の原因
◆脂肪肝の症状
◆脂肪肝の治療

16.良薬も,時には肝臓に苦し-薬剤性肝障害

◆薬剤性肝障害とは
◆薬剤性肝障害の症状と対応
◆薬剤服用における注意点

17.女性に特有な肝臓病もある-自己免疫性肝炎,原発性胆汁性肝硬変

◆自己免疫性肝炎
◆原発性胆汁性肝硬変

18.今は,自分の肝臓と離婚できる時代-肝移植

◆日本における肝移植
◆肝移植の適応となる病気と移植のタイミング
◆肝移植の成績
◆ドナーの条件
◆脳死肝移植に登録するには
◆肝移植の費用
◆移植後の生活

19.肝臓にやさしい食生活

◆肝臓病の食生活の基本(規則正しい食生活とバランスの良い栄養)
◆肝臓食は日本人の平均的な食事
◆野菜はビタミン,ミネラル,食物繊維の宝庫
◆アルコールの飲み方
◆嗜好品が肝臓に与える影響は?
◆肝臓にやさしい食品

20.肝臓病に応じた食事療法

◆急性肝炎の場合
◆慢性肝炎の場合
◆肝硬変の場合

21.肝臓病にかかったら

◆まず肝臓専門医で正確な診断と治療方針を
◆一人で悩まずに相談すること
◆安静度は? 仕事は?
◆健康診断のすすめ
◆ほかの病気にかかった時,薬の服用は?
◆家族の方に知っておいて欲しいこと

22.肝臓病にかかっても,人生を楽しくする心得
-肝硬変や肝がんは,人生の終わりではない-

◆健康診断を受けること 189
◆良きパートナー(主治医)を見つける
◆検査はサボらず定期的に
◆人生を享受する

参考文献