書籍

改訂2版 医療関連感染対策なるほど!ABC

改訂2版 医療関連感染対策なるほど!ABC
帝京大学医学部微生物学講座 主任教授
斧 康雄 編
発行年月
2013年7月刊
定価
本体3,800円+税
判型
B5判(2色刷,一部カラー)
ページ数
304頁
ISBN
978-4-86092-108-8
注文番号A82
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主な内容

目 次

カラー図譜:目でみる病原微生物

A ヒトと感染症―医療関連感染の基礎知識
1.医療関連感染とは
2.「感染」と「感染症」
3.からだを感染から守る免疫のしくみ
4.「感染症」が起きてしまう3つの条件
5.感染症が起きる部位

B 医療関連感染を起こす病原微生物
1.病原微生物とは
2.細菌
1)細菌の分類
2)細菌の病原性
3)抗菌薬の作用機序
4)薬剤耐性について
■コラム:スーパー耐性菌(NDM-1,KPC)とESBL,NQs耐性増加について
5)黄色ブドウ球菌・MRSA
6)コアグラーゼ陰性ブドウ球菌(CNS)
7)腸球菌・VRE
8)A群溶連菌
9)肺炎球菌・PRSP
10)緑膿菌・MDRP
11)大腸菌
12)肺炎桿菌
13)エンテロバクター属・シトロバクター属
14)アシネトバクター属
15)セラチア属
16)バークホルデリア・セパシア
17)インフルエンザ菌
18)レジオネラ菌
19)嫌気性菌
20)クロストリジウム属
21)結核菌・多剤耐性結核菌
3.真菌
4.ウイルス
1)麻疹・水痘
2)ノロウイルス
3)インフルエンザ・鳥インフルエンザ
4)SARSコロナウイルス
5)その他のウイルス
■コラム:風疹と先天性風疹症候群
5.原虫
6.疥癬

C 世界基準の感染予防策
1.標準予防策(スタンダードプリコーション)
2.感染経路別予防策

D 医療と感染リスク・対応策
1.外科手術
2.臓器移植
3.放射線療法
4.ステロイド薬・免疫抑制薬
5.抗悪性腫瘍薬
6.抗菌薬

E 病院環境と感染リスク・対応策
1.各科病棟別特殊性
1)内科病棟
2)外科病棟
3)小児科病棟
4)婦人科病棟
5)整形外科病棟
6)結核病棟
7)がん病棟
8)眼科病棟
9)介護施設・長期療養施設
■コラム:NHCAP
2.病室
3.院内廊下
4.トイレ
5.ナースステーション
6.処置室
7.手術室
8.ICU
9.ICU―心臓外科
10.NICU(新生児集中治療室)
11.分娩室
12.透析室
13.浴室
14.空調

F 医療器具と感染リスク・対応策
1.血管留置カテーテル
2.尿道留置カテーテル
3.注射針
4.気管チューブ
5.ドレーン
6.内視鏡
7.点滴・輸液セット
8.人工呼吸器
9.真空採血管
10.リネン
11.その他―聴診器など

G 医療従事者の感染リスク・対応策
1.針刺し
2.切創
3.手指衛生
4.うがい
■コラム:鼻うがい
5.MRSA除菌
6.ワクチン接種
7.個人防護具

H 組織で取り組む感染対策
1.院内感染対策委員会とは
2.ICT,ICDとは
3.ICNとは
4.ICMT とは
5.感染制御専門薬剤師(BCICPS), 感染制御認定薬剤師(ICMT) とは
6.微生物検査室の役割
7.組織・地域で取り組む感染対策
8.薬剤部の役割―TDMを含む
9.地域の感染防止対策と地域医療連携の実際

I アウトブレイク対応
1.多剤耐性アシネトバクター
■コラム:コリスチンとチゲサイクリンの使い方
2.院内結核患者発生時の対応

J 薬剤の基礎知識
1.抗菌薬―適正使用を中心に
2.消毒薬―病院で使用される消毒薬

■索引