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実地医家・診療所のための新型インフルエンザ診療のキーポイント

実地医家・診療所のための新型インフルエンザ診療のキーポイント
東北大学加齢医学研究所抗感染症薬開発研究部門教授 渡辺 彰 編
発行年月
2009年11月刊
定価
本体1,800円+税
判型
A5判
ページ数
92頁
ISBN
978-4-86092-088-3
注文番号A61
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主な内容

目 次

Message 新型インフルエンザ-実地医家に託す使命

1.今回の新型インフルエンザはどこから来たか
2.「新型」が意味すること
3.「弱毒…?」
4.「軽症…?」
5.重症化は阻止すべし
6.実地医家の使命

Experience and Proposal 新型インフルエンザ流行-そのとき医療現場は

1.2007年3月-H5N1想定ガイドライン策定
2.2008年11月~-新型インフルエンザ勉強会
3.2009年4月25日~5月1日-海外発生期
4.2009年5月2日~16日正午-国内発生期
5.2009年5月16日午後~18日-発熱外来開始
6.2009年5月19日~6月-発熱外来体制中止
7.発熱外来における新型インフルエンザ診療
8.発熱外来の問題点
9.基幹病院としての実地医家とのかかわり

Lecture 新型インフルエンザ 外来診療体制と臨床の基本

1.新型インフルエンザ診療の流れは「スクリーニング→時間的・空間的区別
2.「いつもと同じ」新型インフルエンザ感染対策
3.迅速診断キットの落とし穴
4.インフルエンザと診断したら……
5.重症患者をいかに選び出すか
6.いつ誰に抗インフルエンザ薬の予防投与をするか
7.二次細菌性感染を疑う,治療する
8.細菌性感染を予防する

Practice(1)診療所における新型インフルエンザ診療の実際-成人への対応

1.新型インフルエンザ対策はいつから始める?
A 地域の流行を察知するために必要なこと
B いち早く情報を共有するためには
2.診療所における感染対策はどのように行うか?-当院の場合
A 空間的区別を実践する
B 時間的区別を実践する
3. 誰にどのような対策を講ずるか?
A 基礎疾患のない成人の発熱患者への対応
B 基礎疾患を有する成人患者への対応
C 医療スタッフを守るためにできること
4.診断・治療の留意点
A 迅速診断キットを使う? 使わない?
B 抗菌薬の使い方,ワクチンの考え方
5.インフルエンザ拡大予防のための患者指導
A 患者背景も診療の重要な情報源
B インフルエンザ患者の意識を変える
C かかりつけの患者への指導のポイント
6.病診連携の真髄
A 何を基準に重症患者を判断するか?
B 地域診療所との連携

Practice(2)診療所における新型インフルエンザ診療の実際-小児への対応

1.小児科の特徴を捉える
2.小児科における診療体制の実践
3.小児科でよくみられる患児への対応策
4.医療スタッフとの協力
5.新型インフルエンザ対策の地域連携モデル-仙台市の場合
A 仙台市の新型インフルエンザに対する取り組みとその経緯
B 地元医師会が実地医家のためにすべきこと
C 仙台市における今後の課題