書籍

実地医家のための かぜ診療の手びき

実地医家のための かぜ診療の手びき 
国家公務員共済組合連合会 三宿病院呼吸器科部長 中森祥隆 著
発行年月
2005年1月刊
定価
本体2,000円+税
判型
A5判
ページ数
104頁
ISBN
4-86092-058-9
注文番号A37
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主な内容

目 次

1.”かぜ”の診療がむずかしくなってきた
A 患者が抱く”かぜ”の常識
B かぜ外来が抱える問題点

2.急性気道感染症とは
A 実地医家で診る”かぜ”の中身
B 急性上気道感染症と主な症状
1かぜ症候群
2急性咽頭炎・急性喉頭炎・扁桃腺炎
3急性喉頭蓋炎
4扁桃周囲炎・扁桃周囲膿瘍
5インフルエンザ
C かぜ症候群とその他の気道感染症
D 原因微生物における疫学的頻度と来院患者の頻度

3.急性気道感染症の診療の考え方
A 感染性の疾患かどうか
B 外来で注意したい症状・所見
1発熱
2咳
3痰
4咽頭痛
C ウイルスか細菌か-原因微生物アプローチの第一歩
1発症部位と発症時期から
2咳と痰から

4.急性上気道炎で抗菌薬を使う時-初回投与の注意点
A 抗菌薬を使うと決めたら
B 外来で原因菌を絞る手順とポイント
1一般細菌と非定型病原体の鑑別が必要な理由
2マイコプラズマに照準を合わせる
3一般細菌に絞ったら
C 呼吸器系で使う経口抗菌薬
1ペニシリン系
2セフェム系
3マクロライド系
4フルオロキノロン系
5ケトライド系
D 菌からみた抗菌薬の得手・不得手
1A群溶連菌
2インフルエンザ菌
3肺炎球菌
4マイコプラズマ
5肺炎クラミジア
E 抗菌薬のPK/PD
F ケーススタディ
G 上気道感染症の段階でしっかり治す

5.治療がうまくいかない時-再診で考えるべきこと
A 3日目でみる治療評価
1抗菌薬が効いていない
2抗菌薬の効きが悪い
B 抗菌薬の”切れ味”と”耐性度”
1感受性と組織移行性
2外来で感じとる”切れ味”と”耐性度”
3地域ごとの”耐性”と”感受性”
C 結核

6.肺炎を見逃さない
A 原因微生物別にみた市中肺炎
1肺炎球菌による市中肺炎
2インフルエンザ菌による市中肺炎
3マイコプラズマ肺炎
4肺炎クラミジア肺炎
B 市中肺炎の画像診断
C ケーススタディ
D 高齢者の市中肺炎における注意点

7.外来で活用したい迅速診断キット
A A群溶連菌抗原検出用キット
1ラピッドテスタRストレップA
2クリアビュー ストレップA
B マイコプラズマ抗体検出用キット
C 肺炎球菌尿中抗原検出用キット
E レジオネラ尿中抗原検出用キット

8.患者に伝えておくべきこと
A 抗菌薬を処方する,処方しないの説明
1なぜ抗菌薬を処方しないか
2なぜこの抗菌薬を処方するか
B 副作用に関する説明
C 入院が必要な場合の説明
D “かぜ”で来院した妊婦への説明