全面改訂第2版 妊婦と薬物治療の考え方
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目 次
1 妊婦の薬物治療と胎児への影響
1.妊婦と薬物治療の考え方
2.環境因子と先天異常の関係
3.先天異常の頻度と原因
4.ヒトの器官発生の臨界期
5.妊娠各時期と薬の影響
6.妊娠中の薬物のリスク評価分類
2 妊婦と臨床薬理
1.はじめに
2.臨床薬理からみた妊婦の特殊性―母体血中濃度から―
3.薬物の経胎盤移行
4.胎児における薬物代謝
5.薬物動態に影響する因子
6.むすび
3 妊婦と薬物
1.妊娠中の危険度情報
2.薬物の催奇形情報の評価
3.妊娠中の各時期危険度評価
4.妊娠中の胎児危険度評価
5.まとめ
4 妊娠初期にかかりやすい疾患と薬物治療の考え方
1.妊娠初期にかかりやすい疾患と薬物療法の考え方
2.正常妊娠における投薬上の注意点と薬剤の決め方
5 妊娠中期にかかりやすい疾患と薬物治療の考え方
1.はじめに
2.流産(abortion),切迫流産(threatened abortion)
3.切迫早産(threatened premature labor)
4.前期破水(premature rupture of membrane)
5.慢性高血圧(chronic hypertension)
6.頸管無力症(cervical incompetence)
7.子宮内胎児発育遅延(intrauterine growth restriction:IUGR)
8.前置胎盤(placenta previa)
9.おわりに
6 妊娠末期にかかりやすい疾患と薬物治療の考え方
1.妊娠末期に問題となる疾患とその薬物療法の考え方
2.妊娠末期の薬剤の決め方
7 妊婦が感染症にかかった場合の処置と対策
(1) 細菌・原虫・真菌感染症
1.骨盤内感染症(子宮内感染,子宮付属器炎),感染流産
2.尿路感染症
3.子宮頸管炎
4.腟感染症
5.絨毛膜羊膜炎(CAM)
6.その他の偶発性感染症
7.妊婦の感染症に対する抗菌薬(抗生物質)の選択方針
8.妊婦の感染症に対するキノロン薬(抗菌剤)の選択方針
9.妊娠と抗ウイルス薬
(2) 妊婦への抗ウイルス薬投与とワクチン投与
1.妊婦と抗ウイルス薬
2.妊婦と生物製剤投与
8 合併症妊娠とその対策
1.高血圧合併妊娠
2.糖尿病合併妊娠
3.甲状腺機能異常合併妊娠
9 妊婦への薬物投与の注意点
(1) 炎症,アレルギーに作用する薬剤
1.はじめに
2.非ステロイド性解熱鎮痛・消炎剤(non-steroidal anti-inflammatory drug:NSAIDs)
3.副腎皮質ホルモン:コルチコステロイド(corticosteroid)の使用について
4.免疫抑制剤
(2) 循環器系に作用する薬剤,呼吸器系に作用する薬剤
1.循環器系に作用する薬剤
(降圧薬,抗不整脈薬,血管拡張薬,利尿薬etc)
2.呼吸器系に作用する薬剤
(気管支拡張薬,鎮咳剤,去痰剤 etc)
(3) 消化器系に作用する薬剤,神経系に作用する薬剤
1.消化器系に作用する薬剤
2.神経系に作用する薬剤
10 薬物・嗜好品と妊婦―薬物動態学的検討を中心に―
1.妊娠における薬物体内動態
2.乳児の薬物体内動態
3.抗てんかん薬
4.ジゴキシン
5.カフェイン
6.喫煙,飲酒
11 主な使用禁忌薬剤:理由と措置 -添付文書情報に基づく妊婦・授乳婦への使用-
1.はじめに
2.妊婦・産婦・授乳婦への投与に関する表現法
3.生殖・発生毒性試験法
4.生殖・発生毒性試験の評価
5.添付文書からのメッセージ
●妊婦・授乳婦への投与に注意を要する薬剤一覧