書籍

血管内留置カテーテル関連感染予防のためのCDCガイドライン2011

血管内留置カテーテル関連感染予防のためのCDCガイドライン2011
公立大学法人 横浜市立大学附属病院感染制御部 部長・准教授 満田年宏 訳・著
発行年月
2011年8月刊
定価
本体2,600円+税
判型
B5判(2色刷)
ページ数
142頁
ISBN
978-4-86092-099-9
注文番号A73
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主な内容

目次

●翻訳・解説にあたり
●本ガイドラインで使用されるキーワード(対訳)と略号一覧表

血管内留置カテーテル関連感染予防のためのCDCガイドライン2011

■謝辞
■読者への注意事項
■はじめに
■勧告の概要
○教育,トレーニングおよびスタッフの配置
○カテーテルと挿入部位の選択
○末梢カテーテルとミッドラインカテーテル
○中心静脈カテーテル
○手指衛生と無菌操作
○高度無菌バリアプレコーション
○皮膚の消毒
○カテーテル留置部位のドレッシングによる管理
○患者の清拭
○カテーテル固定器具
○抗菌薬/生体消毒薬含浸カテーテルとカフ
○抗菌薬による全身的な予防
○抗菌薬/消毒薬の軟膏
○抗菌薬ロックによる予防,抗菌薬によるカテーテルのフラッシュおよびロックによるカテーテルの予防法
○抗凝固薬
○末梢カテーテルおよびミッドラインカテーテルの交換
○CVCの交換(末梢静脈挿入式中心静脈カテーテル[PICC],血液透析カテーテルを含む)
○臍帯動静脈カテーテル
○成人患者と小児患者における末梢動脈カテーテルと血圧モニタリング・デバイス
○輸液セットの交換
○ニードルレス血管内留置カテーテルシステム
○パフォーマンスの向上

■勧告の背景に関する情報
○用語とリスク評価
○成人および小児患者における疫学と微生物学
○病因論
○成人および小児患者におけるカテーテル関連感染予防策
○教育,トレーニングおよびスタッフの配置
○カテーテルと挿入部位の選択
○末梢カテーテルとミッドラインカテーテル
○中心静脈カテーテル
○手指衛生と無菌操作
○高度無菌バリアプレコーション
○皮膚の消毒
○カテーテル留置部位のドレッシングによる管理
○患者の清拭
○カテーテル固定器具
○抗菌薬/生体消毒薬含浸カテーテルとカフ
○抗菌薬による全身的な予防
○抗菌薬/消毒薬の軟膏
○抗菌薬ロックによる予防,抗菌薬によるカテーテルのフラッシュおよびロックによるカテーテルの予防法
○抗凝固薬
○末梢カテーテルおよびミッドラインカテーテルの交換
○CVCの交換(末梢静脈挿入式中心静脈カテーテル[PICC],血液透析カテーテルを含む)
○臍帯動静脈カテーテル
○成人患者と小児患者における末梢動脈カテーテルと血圧モニタリング・デバイス
○輸液セットの交換
○ニードルレス血管内留置カテーテルシステム
○パフォーマンスの向上
■参考文献

■訳者による解説編

解説にあたり
1 本ガイドラインの策定方法についての課題とシステマティック・レビュー
1 本ガイドラインの策定方法についての課題と勧告文の変化
2 システマティック・レビュー(Systematic review)とは?
2 血管内留置カテーテル関連感染のリスクを理解する
3 高度無菌バリアプレコーションとは?
4 血管内留置カテーテルについて
1 末梢静脈挿入式中心静脈カテーテル(peripherally inserted central catheter,PICC)
2 超音波ガイド下での中心静脈カテーテル挿入術
5 注射剤の衛生管理について
1 誰が注射剤の管理を行うのか?
2 衛生的な注射剤の管理のためのガイドライン
3 輸液療法に関する技術的な指針の統一
4 脂肪成分を含んだ輸液製剤による感染のリスク
5 安全な注射処置を目指して
6 血管外漏出(extravasation)について
①起壊死性薬剤(vesicant drug)
②炎症性薬剤(irritant drug)
③非壊死性起炎症性薬剤(non-vesicant drug)
④その他
6 我が国におけるグルコン酸クロルヘキシジン(CHG)の臨床上の課題
1 穿刺処置前の生体消毒薬として使用する際の課題
①CHGによる穿刺部位消毒の使用濃度に関する課題
②CHG含有アルコール系生体消毒薬とそのアプリケーターに関する課題
a. ChloraprepR
b. ヘキザックALR 1%綿棒(吉田製薬)
2 刺入部の維持における皮膚ケア用品等の使用に関する課題
①バイオパッチR(BiopatchR,ジョンソン・エンド・ジョンソン)
②3MTMテガダームTM CHGドレッシング(3MTMTegaderm TM CHG Dressing,スリーエムヘルスケア)
③その他の刺入部ケア商品
④カテーテルの固定と固定器具(securing device)
⑤皮膚被覆保護材(barrier film)
3 抗菌処理カテーテルを使用した際に発生したアナフィラキシー・ショックに関する課題
4 CVC挿入中の患者における皮膚衛生の維持について
7 皮下埋込型ポートとヒューバー針
8 血管内留置カテーテルや輸液セットの交換時期と輸液完了までの時間制限
1 血管内留置カテーテルの交換時期
2 輸液セットの交換時期
3 輸液完了までの時間制限
9 閉鎖式輸液回路システムとアクセスポート
10 動脈圧モニター(トランスデューサー)の単回使用について
11 CRBSIゼロへの挑戦
1 Keystone Initiative(またはKeystone Project)について
2 Keystone Initiativeでの成功体験を全米で生かせ
3 全米NICUにおける中心ライン関連血流感染予防へのバンドルとチェックリストへの取り組み
12 本ガイドラインに関連して参考にすべきその他のガイドラインや書籍

付録 中心ライン(CVC)挿入に関するチェックリスト(見本)

○索引

正誤表

・p29,p62の「ニードルレス血管内留置カテシム」6番の「ニードルレス血管内留置カテシム」6番目の項
【誤】 6. ニードルレスシステムを使用する場合,メカニカルバルブでは感染リスクが高くなるため,メカニカルバルブ(mechanical valves)よりもスプリットセプタムバルブ(split septum valve)の使用が望ましい。
【正】 6. ニードルレスシステムを使用する場合,一部のメカニカルバルブでは感染リスクが高くなるため,メカニカルバルブ(mechanical valves)よりもスプリットセプタムバルブ(split septum valve)の使用が望ましいかもしれない。
・本書記載の「カニューレ」は訳語統一上,すべて「カニューラ」といたします。
・p96 左段下から2行目から右段上から2行目にある下記の文章の誤りがありましたので,お詫びして訂正いたします。
【誤】:2008年2月14日PICCが特殊な弁機能付きの特性を評価され“Groshong カテーテル” として,ようやく償還点数が付与された。
【正】:2010年3月5日PICCが特殊な弁機能付きの製品に限定し,ようやく償還点数が付与された※。
※“平成22年3月5日厚生労働省通知,保医発0305第8号特定保険医療材料の定義について”
www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken12/dl/index-040.pdf より以下引用:
構造、挿入法及びルーメン処理法により、標準型(4区分)、抗血栓性型(1区分)、極細型(1区分)、カフ付き(1区分)、酸素飽和度測定機能付き(1区分)及び末梢留置型中心静脈カテーテル・逆流防止機能付き(1区分)の合計9区分に区分する。
末梢留置型中心静脈カテーテル・逆流防止機能付きについては次のいずれにも該当すること。
ア 末梢静脈から挿入する末梢留置型専用の中心静脈カテーテルであること。
イ カテーテル自体に薬液の注入および血液の吸引が可能な逆流防止機能を有していること。
逆流防止機能とは以下のいずれにも該当する機構を有したもののことをいう。
i カテーテル非使用時には内腔に血液が逆流しないこと。
ii 吸引を行うことでバルブ等の機構を通して逆血確認が出来ること。
(最終改正:平成22年5月17日 厚生労働省 事務連絡)