書籍

『胃がん・大腸がんを薬で抑えましょう』と言われた時 改訂版

『胃がん・大腸がんを薬で抑えましょう』と言われた時 改訂版
北海道大学病院腫瘍センター副センター長/診療教授 小松嘉人 編
発行年月
2011年7月刊
定価
本体1,900円+税
判型
B5判
ページ数
132頁
ISBN
978-4-86092-098-2
注文番号A72
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主な内容

目 次

1.薬でがんを抑えるというのは,どういうことでしょうか?
2.がん薬物療法で,どんな効果が望めるのでしょうか?
3.「抗がん剤はこわい」という話を聞いたことがありますが?
4.治療は入院で?それとも外来で?
5.薬物療法を受けるにあたって
6.臨床試験・治験への参加を勧められた時
7.治療にはどのくらいの費用が必要なのですか?
8.その人の体質に合った薬を選んで治療ができると聞きましたが?
9.薬を使った胃がんの治療とは?
1)どんな薬が使われるのでしょうか?
2)具体的な治療方法は?
①エスワン療法/②エスワン+シスプラチン療法/③イリノテカン+シスプラチン療法(分割投与法)/
④パクリタキセル療法/⑤IRIS 療法(イリノテカン+エスワン)/⑥エスワン+ドセタキセル療法/
⑦カペシタビン療法(XP 療法:カペシタビン+シスプラチンなど)/⑧トラスツズマブ療法
10.薬を使った大腸がんの治療とは?
1)どんな薬が使われるのでしょうか?
2)具体的な治療方法は?
①FOLFOX 療法(フルオロウラシル+レボホリナート+オキサリプラチン)/②FOLFIRI 療法
(フルオロウラシル+レボホリナート+イリノテカン)/③フルオロウラシル+レボホリナート療法/
④IRIS 療法(イリノテカン+エスワン)/⑤テガフール・ウラシル+ホリナート療法/
⑥カペシタビン療法/⑦XELOX 療法(カペシタビン+オキサリプラチン)
11.分子標的治療薬を用いた胃がん・大腸がん治療―誰に,どんな薬が使われるのですか?
(ベバシズマブ,セツキシマブ,パニツムマブ,トラスツズマブ)
12.補助化学療法を行いましょうと言われたのですが?
13.薬の効きの悪い場合にはどうなるのでしょうか?
14.どんな副作用があるのか心配です
1)自覚症状のあるもの
①吐き気がある(悪心,嘔気)/②急に熱が出てきた(発熱)/③体がだるい(全身倦怠感)/
④食欲がない(食欲不振)/⑤五感に異常が出たり,しびれたりする/⑥髪の毛が抜ける(脱毛)/
⑦口内炎になった/⑧下痢が続く/⑨便秘になった/⑩「手足症候群」の症状が出た(小林良充)/
⑪「しみ」が出てくる(色素沈着)/⑫貧血が起こる/⑬出血が起こりやすい(皮下出血を含む)/
⑭皮膚症状(皮疹など)が現われてきた/⑮分子標的治療薬による皮膚症状の予防と対策(スキンケア)/
⑯インフュージョンリアクション(分子標的治療薬使用時)
2)自覚症状として認識しにくいもの
①白血球が少なくなる(白血球減少:感染症にかかりやすくなる)/②血小板が少なくなる
(血小板減少:出血しやすくなる)/③肝機能障害(AST,ALT,ALP,γ-GTP の値が高いなど)/
④腎機能障害(BUN,クレアチニンの値が高いなど)/⑤高血圧(ベバシズマブ使用時)/
⑥心障害(トラスツズマブ使用時)
15.友人から教えられた治療法を試してみたいのですが?
16.気持ちがくじけてしまいそうです。どうしたらいいのでしょうか?