書籍

オンコロジストはこう治療している 肺がん診療と化学療法 全面改訂第2版

オンコロジストはこう治療している 肺がん診療と化学療法 全面改訂第2版
三沢市立三沢病院院長 坂田 優 監修
北里大学医学部呼吸器内科教授 益田典幸 編
発行年月
2011年1月刊
定価
本体3,000円+税
判型
B6変形判
ページ数
256頁
ISBN
978-4-86092-096-8
注文番号A69
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主な内容

目 次

1.外来で肺がんを疑うとき―診断の進め方
1 肺がんを疑うべき症状
2 問診(インタビュー)の進め方
3 検査の進め方
4 鑑別と診断確定の決め手
5 肺がんの分類と病期の決定
2.肺がんと確診したら―治療の進め方と適応症例
1 治療方針の決定(病型・病期と治療の一覧)
2 病名告知と,QOLを踏まえたインフォームドコンセントの行い方
3 小細胞肺癌の治療方針
a Ⅰ期症例への対応
b 限局型(LD):化学放射線療法の適応と実際
c 進展型(ED):化学療法の適応症例
d 予防的全脳照射(PCI)の適応と実際
e 小細胞肺癌の再発・転移への対策
4 非小細胞肺癌の治療方針
a 0期:光線力学療法
b ⅠA期~ⅢA期:外科手術の適応と実際
c ⅢA期/ⅢB期:化学放射線療法の適応と実際
d Ⅳ期:化学療法の適応と実際
e 非小細胞肺癌の再発・転移への対策
5 肺がん化学療法―個別化治療実現に向けたアプローチ
a 肺がんにおける遺伝子変異の新知見
b 肺がん個別化治療の今後の展望
3.化学療法の進め方
1 小細胞肺癌に対する化学療法の考え方
a 単剤での効果
b 併用療法
c 化学放射線療法
d 今後期待される治療薬(分子標的治療薬)
e 臨床試験にあたって
2 非小細胞肺癌に対する化学療法の考え方
a 単剤での効果
b 併用療法
c 術前・術後化学療法について
d 進行・再発肺癌のファーストライン治療の選択
e 今後期待される治療薬
f 臨床試験にあたって
3 投与スケジュールの実際
a 小細胞肺癌への化学療法―ファーストライン
b 小細胞肺癌への化学療法―セカンドライン以降の薬剤選択
c 非小細胞肺癌への化学療法―ファーストライン
d 非小細胞肺癌への化学療法―セカンドライン以降の薬剤選択
4 支持療法の実際
5 外来化学療法
4.肺がんに伴う苦痛の軽減のために
1 呼吸困難(感)・がん性疼痛の緩和
2 肺がん患者,家族への精神面でのサポート
5.肺がん診療に関するQ&A
Q1 見落としをなくすためのコツは?
Q2 初診時、既に末期であった症例への対応は?
Q3 脳転移にどう対応するか?
Q4 化学療法の効果判定基準は何か?
Q5 予後の推察はどのように行われるか?
Q6 機能低下例,基礎疾患を有する例,高齢者などへの化学療法のあり方は?
Q7 支持療法をどう行うか?
Q8 個別化治療を的確に進めるためのポイントは?
Q9 外来化学療法をスムーズに行うための方策は?
Q10 分子標的治療薬をどう選ぶか?
Q11 術前・術後化学療法の有効性は?
Q12 患者が薬剤(経口剤)を指示通り服用していなかった。どうするか?
Q13 PS3~4の患者が化学療法を希望している。どう対応するか?
Q14 分子標的治療薬を用いた治療の今後の可能性は?
Q15 臨床試験に参加する症例はどう選ぶか?
Q16 意思決定が難しい患者の治療にあたって、どうすればいいか?
Q17 患者に民間療法を試したいと言われたが?
Q18 (まだ治療の手立てが残されている)患者がBSCを希望したとき、どう対応する?
Q19 疼痛緩和が困難になってきた症例への対応は?
Q20 BSCへの移行を患者にどう告げるか?