書籍

安全ながん薬物療法のために 知っておきたい薬のハンドブック

◆すべての医療スタッフのために―現場で繁用される抗悪性腫瘍薬の解説を見開き2頁で。
◆副作用の軽減,血管外漏出への対応,ポート管理など,ケアのポイントを解説。
◆安全ながん治療実現のために参考になる取り組みも併載。
北海道大学病院腫瘍センター 副センター長/診療教授 小松嘉人 監修
北海道大学病院 看護師長/がん看護専門看護師 石岡明子 編 
北海道大学病院 副看護師長/がん化学療法看護認定看護師 三宅亜矢 編 
発行年月
2017年3月刊
定価
本体2,500円+税
判型
A5判
ページ数
268頁
ISBN
978-4-86092-125-5
注文番号A97
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主な内容

1.抗悪性腫瘍薬―ケアに必要なポイントは,これ
がん薬物療法の現場でよく使われる抗悪性腫瘍薬の解説
薬剤情報:投与経路/特徴/注意事項/当該薬を用いた主なレジメン/副作用の種類,頻度と発現時期など
看護のポイント:投与管理/副作用管理/患者指導/チェックリスト

2.がん薬物療法を受ける患者へのケア―副作用を未然に,軽度に抑える
1)副作用別・支持療法と発生時の処置
① 悪心・嘔吐
② 下 痢
③ 便 秘
④ 発 熱
⑤ 出 血
⑥ 貧 血
⑦ 血管外漏出
⑧ 倦怠感
⑨ 食欲不振・味覚障害
⑩ 末梢神経障害
⑪ 皮疹・色素沈着
⑫ 手足症候群(Hand-foot syndrome)
⑬ 口腔粘膜炎
⑭ 投与時反応(アレルギー反応・アナフィラキシー,インフュージョンリアクション)
⑮ 脱 毛
⑯ 性機能障害
2)抗がん薬の曝露―あわてないで,確実な処置を
3)CVポートの管理と,その使いこなしかた

3.チームで行う安全ながん薬物療法―北海道大学病院の取り組み
1)各種院内委員会の設置
①化学療法部利用者懇談会
②化学療法プロトコール審査専門委員会
③腫瘍センター安全性専門委員会
2)エキスパートナースの育成
①静脈注射エキスパートナース
②院内認定がん看護エキスパートナース
3)院外への啓蒙と情報発信―外来がん治療研修会
4)外来での安全な投与管理の実践
5)患者教育の実践―レゴラフェニブを通して